よのなかフォーラム
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タイトル ブルックリン・フォリーズ
投稿日: 2020/06/26(Fri) 22:31
投稿者USA

『ブルックリン・フォリーズ』(新潮文庫)ポール・オースター

主人公のネイサンは人生の酸いも甘いも経験した初老男性。離婚も経験し、大病も患いました。しかしそれらの経験が彼に人としての深みを与えます。
彼の周りには不思議と人生に迷っている人々が続々と現れます。
音信不通だった娘は実は離婚間際。
聡明で将来有望だったのに今はイエローキャブの運転手である甥。
薬物や宗教に逃げるその甥の妹。
まだまだいろいろ出てきます。
しかしこのネイサン、誰一人見捨てません。彼は自分の苦い経験を通して、他人の人生を俯瞰して見渡せる力が身に付いていました。だからこそこれらの困った人たちを、時に厳しくそしてどこまでも優しく導くのです。
人生きっと捨てたもんじゃない、そう思わせてくれる小説です。

『本を読む人だけが手にするもの(海外文学編)』50冊のうち4冊目の書評(1000冊のうち146冊目)


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