よのなかフォーラム
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タイトル Re: こころ
投稿日: 2020/01/25(Sat) 23:00
投稿者カズ

> 『こころ』(新潮文庫)夏目漱石

 ようやく読み終えました。
 一字一句、読み逃せない小説ですね。

 1914年に発刊された単行本(その前に朝日新聞連載)ですから、100年以上経っている作品なのですが、十分に現代的だと思いました。

 漱石の心理描写がすごい。「私の神経は相手から照り返して来る反射のないために段々静まりました」とか、「そうして人間の胸の中に装置された複雑な機械が、時計の針のように、明瞭に偽りなく、盤上の数字を指し得るものだろうかと考えました。要するに私は同じ事をこうも取り、ああも取りした揚句、漸く此処に落ちついたものと思って下さい。」・・・とか。

 「こころ」というタイトルは、発刊当時は「心(ルビ:)こゝろ」となっていたようですが、この漱石の「こゝろ」は、どちらかというと私たちの感覚でいう「良心」のことを指していて、普通の心のことは「自然」(自分の自然というような)と表記しているような気もしました。

 神経症的な部分も感じながら、現代人のどうしようもない「孤独」と「疎外感」を描いているようにも受け止められますよね。


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