よのなかフォーラム
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タイトル Re^2: ホモ・デウス 下巻
投稿日: 2018/11/18(Sun) 22:16
投稿者USA

> 相対関係の構成理由がたとえアマゾンのアルゴリズムであってもそれなりに存在承認はできると思いますが、考えてみると少し恐ろしく感じます。

この本は本当に恐ろしいです。
何が恐ろしいか。それは未来への洞察力です。

僕はこの本を読んだおかげで、自分がテクノロジーに対して抱いていた漠然とした疑問を霧が晴れるかのようにスッキリさせることができました。
その疑問とは「なぜグーグルに代表されるようなテクノロジー企業は無償で我々にサービスを提供しているのか」ということです。
グーグルにしろフェイスブック、ツイッター、アマゾン、ヤフー、ライン、これらの企業はほぼ無償でサービスをユーザーに提供しています。それに対しほとんどの人は疑問を抱くことなくサービスを利用しています。
僕はその点がずっと疑問でした。なぜこれらの企業は一義的には利益が上がらないようなサービスを提供し続けているのだろうか。
しかし僕の考えは余りにも浅はかに過ぎました。
これらの企業を仮に「エクセレントカンパニー」と呼ぶとします。
エクセレントカンパニーは僕の発想が遠く及ばない遥か先をみていたのです。
不特定多数の無限とも言えるユーザーからデータを集める。そのことで人間の行動パターンはほぼ解析できます。エクセレントカンパニーのアルゴリズムによる分析により、人間の行動パターンを完全に把握できる未来が近い将来必ず訪れます。
その未来を思えば、エクセレントカンパニーにとって一義的に利益が上がらないことなど全く意に介しません。逆説的に言えば「ユーザー側が無償でエクセレントカンパニーにデータを提供している」と言えます。
そうすると何が未来に起きるか。それは「エクセレントカンパニーの一人勝ち」です。
我々が気付いたころにはビックデータがエクセレントカンパニーに集約され、そのビックデータをアルゴリズムが自ら解析し、語弊を恐れずに言えば「アルゴリズムに踊らされる人類」が近い未来に到来すると思います。
それをビックデータを有するエクセレントカンパニーが主導となって演出できるのです。

なかばSFのような話になりましたが、これは動かしがたい未来だと思います。
この本を読み、そのような未来を予測した上でどのような距離感でテクノロジーと接するのか。それは個々人が自ら考え続けなければいけないと思います。


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