よのなかフォーラム
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タイトル Re: 小学校でプログラミング教育
投稿日: 2018/09/16(Sun) 17:21
投稿者カズ

> 小学1年生の子供のスマホやタブレット(YouTubeなど)使用はOKですか?

 大変恐縮ですが、まず、こういう正解を問いかけるタイプの質問に直接答えることはしていません。基本的に正解はないと考えるからです。

 私自身は3人の子供が高校になるまでスマホ/ケータイは持たせませんでした。それは家の方針として妻と協議した結果でもあります。
 ただし、それは長男で14年前、長女で10年前ですから、できたのかもしれません(苦笑)。

 塾や習い事に行かせるのに、持たせたほうがセキュリティ上、良いと考える親もいるでしょうし、一方に、なるべく早く持たせて慣らしたほうが中毒症状から抜け出しやすいとする成毛さんや、自分の子に1歳から与えてみている落合君のような、その分野の専門家たちもいます。

> 小学校でのプログラミング教育が話題となっています。

 今、文科省が推奨しているのも、多くの小学校で準備として試みられているのも、プログラミングの技術そのものではなく、論理的な思考を育てるためのカリキュラムだと思います。
 様々な動物の中での分類(集合の初歩的な考え方)とか、課題解決の順番(フローチャートっぽく考える)とか、ロジカルシンキングの基礎でしょう。
 実際には、算数でも「つるかめ算」とか「和差算」とか、ありましたよね。それを受験技術としてではなく、授業で教えようとする現代版のバージョンだと考えています。

> 家庭では、子供のスマホやタブレット(YouTubeなど)を禁止している家が多いと聞きます。我が家も原則禁止です。

 小学校の高学年では、結構買い与えている家庭も多いのではないでしょうか。
 私は、その場合でも、買い与えてしまうのではなく、親がもう一台仕入れて「貸す」ほうがいいですよとお勧めしています。
 「貸す」のであれば、学校から帰ってきたら返すようにして部屋に持ち込まないという選択もできる可能性がありますし、少なくとも夕食時には必要ないでしょう。また、翌朝、学校に行く時に貸し出すという方法です。
 このような契約を親と10歳の子どもの間で交わした米国のお母さんの話題が有名になりました。
 参考まで https://hana.bi/2013/01/13sai-iphonekeiyaku/

> しかしながら、小学校からプログラミング教育が始まるとなると、
> どの様なコンテンツがスマホやタブレット端末にあるかを使いながら知ることは、教育的にOKと解釈できないかというジレンマに悩んでいます。

 まず、高学年からではないかと思います。
 今、パソコンの使い方(キーボードの叩き方)を恐る恐る教えている学校が多いと思いますが、情報の授業は、そういったハードの使用法ではなく、ロジカルシンキングを育てるソフトな方に向かった方がいいでしょう。

> 小学校の教育改革にプログラミングが入ってくることと、家庭で端末を使わせるかの是非についての見解をお聞かせください。
>
> かなり多くの親が悩んでいます。

 英語については、疑問はないのでしょうか?
 小5から週1コマだったのが、小3から入りますし、5、6年生では2コマに拡大され、以前のようにコミュニケーションできればOKというスタイルではなくなって、中学の英語教育が降りてきます。識者の中には、増やすなら国語が先ではないかという人もいますし、半分の児童が小学校から英語を嫌いになったら中学の先生がやりにくくなるという議論もあります。

 また、道徳についてはいかがですか?
 教科化されて教科書も強化されることになりますが、本当に学校の先生(この10年で50代のベテラン教員は現場から去り、若手ばかりになります)が、思いやりや志や愛国心の「あるべき姿」を教えれば、子どもは思いやりがあり、志があって愛国心のある子に育つのでしょうか?
 私自身は、正直言って、こちらの方がどうも狙いとはズレている気がしています。

 プログラミング教育の是非について議論する時、もう一つポイントがあるので、ここで触れておきますね。

 私自身は、プログラミングという言語は日本語、算数の図形や数学、英語、の次で良いと考えており、4番目に学ぶべき言語活用能力についても「クリティカル・シンキング(複眼思考/上手に疑う思考法)」の方が先ではないかと思います。プログラミングには、明らかに向き、不向きがある。
 だから、中学や高校で本気でやりたい子にはそういう選択肢を用意してあげたらいい、と。

 でも、小学校のある時期に一斉にやる意味は、もしかしたら、軽度発達障害の子の中に、旧アスペルガー/現自閉症スペクトラム傾向が強い子がいて、その子の才能を早めに発見してあげられる機会になるのはいいことだとも思うのです。
 普通、この傾向を持つ子はなかなか人間関係の距離感が難しく、生きづらい面があるのですが、プログラミング言語が言葉として合っている子もいて、リタリコ(軽度発達障害の子に一対一対応する塾)などでも個別にプログラミングを覚えて天才化したり、するようなのです。
 ご存知のように、ビルゲイツもスティーブ・ジョブスもそうだったようですからね。

 知る限りのことを、なるべく丁寧な議論として述べてみましたが、いかがでしょうか?


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