よのなかフォーラム
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タイトル 保育園義務教育化
投稿日: 2016/06/28(Tue) 06:01
投稿者カズ

 今更ながら、古市憲寿著『保育園義務教育化』(小学館)を読んでみた。

 まず「お母さん」は人間としての権利を否定されている、という前提から入る。
 切り口が鋭い。「お母さん」の人間としての権利を復活させるには「保育園義務教育化」が一番だと説く。それが経済の再生に一番利くとも。説得力がある。

 日本人の大半はまだ1960年から90年までの黄金時代のイメージを引きずって生きてるようなところがあるが、考えてみれば、この時代の消費はマンションや車を含め、団塊世代とその子である団塊ジュニア世代が引っ張った。その大きな人口の塊が一通りの消費を終えるとバブルがはじけ、2000年からの失われた15年に突入する。

 この間に本当は第三次ベビーブームが起き、団塊ジュニアのジュニア世代がまた人口の塊を作るはずだった。そうなれば少子化の悪影響は軽減されたはずだ。
 だが、そうならなかったのはなぜか?・・・この国では「お母さん」になると経済的にも社会的にも圧倒的に不利な状況になり、人権を踏みにじられることがわかっているからだ。

 どうしたら、もっと結婚し、子供を産み育てる社会になるのか?
 この問題の解決は、日本の未来を開く鍵である。

 私は当初、幼児教育問題はすぐに経済的に優位な意識の高い親たちによって「早期教育」「天才教育」の色彩を帯びてしまうので、避けて通っていた。
 でも、古市さんの指摘は正しいと思う。 

 保育園の潜在需要は発表されている待機児童数より圧倒的に多い。これを「お母さんではなく国が悪者になって、子供を保育園に預けているという言い訳を堂々とできるように義務化する」というアイディアは面白い。
 できもしない移民の大量導入より、経済対策としても、よっぽど現実的だろう。

 とすれば、この問題を唯一の争点にして戦ってくれる都知事候補が期待される。
 子育て中の女性であればなお良い。その場合、綺麗事ではなくはっきりと「どこを削って、保育園義務教育化を実現するのか」明示して欲しいものだ。

 「老人の医療と介護にかかっているこの部分の税金を削って、0歳からの保育と将来の安全保障としての幼児教育、そして病児保育に回します!」と、移転すべき税金の金額を高らかにうたってもらいたい。
 一種の「子ども党」宣言である。

 どうしても老人の票を失うのが怖ければ、日本の未来のためには、オリンピックを返上してしまうのがいいかもしれない。パラリンピックだけの開催なら、誰も使わなくなる競技場をあちこちに増やす必要もないだろう。都の公務員は残業ゼロとしてワークライフバランスを重視し、シングルマザーを優先採用することで経費を捻出する手もあるかもしれない。

 古市さんがやったらいいんじゃあないかなあ・・・(笑)。


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