よのなかフォーラム
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タイトル Re^2: 人間は半導体、だから発信している
投稿日: 2016/01/27(Wed) 09:23
投稿者カズ

> 別でお伺いしたいことがあります。
> 一条高校の観光倶楽部についてです。
> 観光倶楽部を作ろうと考えられた発想のルーツは何があったんでしょうか。

 奈良の高校生にとって、10年後にも確実にある職業、というより稼げる仕事は「文系なら観光業、理系ならプログラミング」でしょう。
 だから、この2つを部活を超えたゼミにして、改造した図書室を拠点に外部の人材と混じって現実に「よのなか」を変える体験をしてもらおうと計画しました。
 「一条観光倶楽部(IKC)」と「一条プログラミング倶楽部( IPC)」です。クラブでなく倶楽部としているのは、一条高校では部活は十分多様で多いので、部活動は増やさない方針だと聞いたからです。

> よのなか科が社会とつながるコンセプトでされているので、そこから繋がっているのではないかと考えていますが、奈良市を巻き込んで行われること、公開授業の時にすでに動き出していたことに非常に驚きました。

 私自身は奈良市(市長と教育長並びに教育委員会)の依頼で校長就任しますから、驚くには当たりません。

> 奈良市の協力を得ることは決して簡単なことではなかったのではないでしょうか。
> 引き寄せるという観点でお聞きできることがあればお聞かせください。

 「引き寄せる」というより、「つなげる力」だと思いますが、リクルートには「じゃらん」があり、奈良市には観光戦略課があって、両者に優秀な人材がいれば、手伝ってもらうのは当たり前です。

 ただし、この1年奈良市の方々(一部ではありますし、教育委員会に偏ってますが)と付き合って仕事を進めた印象からすると、この「つなげる力」が極端に弱いことが観察されます。
 しかも、「つなげる」のに必要な『遊び心』と『戦略性』が決定的に足りないことにも気づいています。

 『遊び心』と『戦略性』。

 奈良に足りないのは、これです。
 惜しいんですよ・・・これだけなんじゃあないかな。
 これが、京都に200万人来ている外国人観光客が、奈良にはその10分の1の20万人しか来ていない原因の根っこにあるものだと思います。
 逆に言うと、京都にはこの2つがあるんです(微笑)。

 奈良の人は欲がないというか、「大仏主義」と呼ぶのですが、「絶対、こんな風にしてやるんだ!」という、良い意味での下心、ことを成し遂げるのに必須の(良い方の)腹黒さのようなものが足りないんですね。

 だから、もったいない!
 私は、高校生から鍛えれば、これが復興するんじゃあないかと考えています。

 だって、1300年前の聖武天皇の時代には、世界一でかい大仏を作っちゃおうという、とてつもない『遊び心』と『戦略性』があったんですからね。
 もしかしたら、それがとても莫大に強烈だったので、それ以来、『遊び心』と『戦略性』を発揮しなくても食えちゃってる、さして努力しなくてもお客さんが大仏を見に来る、人は集まってくるもんだ、となっちゃったんじゃないか。
 それが、じわじわと1300年かけて奈良に蔓延った「大仏主義」。

 やっぱり、そのまあじゃあ(京都より国宝も多いんですから)もったいないのではないでしょうか?


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