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新着記事

タイトル最もわかりやすいコロナの解説8分半YouTube
記事No5199   [関連記事]
投稿日: 2020/04/03(Fri) 06:14
投稿者カズ

 医者の友人が知らせてくれました。

 世界で2000万回視聴されている、最も判り易い英語(日本語字幕付)ユーチューブ映像。
 https://www.youtube.com/watch?time_continue=486&v=BtN-goy9VOY&feature=emb_logo

 どういう怖さなのかも、これならわかります。

タイトルRe^2: 死の淵を見た男〜吉田昌郎と福島第一原発
記事No5198   [関連記事]
投稿日: 2020/04/02(Thu) 16:46
投稿者カズ
> この映画を観たいと思いつつ、コロナウイルスのことがあり、映画館に行くのは躊躇したままとなっています。

 観てきました。
 映画館は、観客5人でした。

 内容的には書籍が圧倒します。
 圧巻です。

 ですが、この映画は、日本人のすべてが親も子も見たほうがいいと感じました。
 なぜなら、誰が現場で、どんな風に奮闘したのかがわかりやすく描かれているからです。

 原発問題は「東電が悪い」では済まされません。
 あの時、原発の内部で命がけで奮闘していた現場の人がいて、助かっています。全電源喪失で1号機、3号機の建屋が爆発し、2号機も制御不能だったから、万が一圧力容器自体が爆発したら、チェルノブイリの10倍の悲劇で、東日本(日本の半分)は居住不能になっていたはずだと言います。

 たしか、2号機の建屋の壁に偶然穴が開いてベントと同じ状況が生まれ、圧力が逃げたから爆発に至らなかったのですが、この原因は未だ解明されていません。

 それでも、その極限状況下で、現場の人間の不眠不休の努力は続いていました。
 また、映画では、最初の津波に福島第一が襲われるシーンで地下作業をしていた2人が津波に飲まれる場面が出てきます。閉じ込められて亡くなった現場の若手のことは、本では詳しく出ていますが、映画ではそれ以上の言及はありませんでした。

 注目はやはり、現場と、東電の上層部あるいは政治家との意識の落差でしょう。
 この食い違い、どうしようもないズレは、今も「マスク2枚配布」問題などに現れてるように思います。

タイトル幼小連携ですね ボン・ボヤージュ!
記事No5197   [関連記事]
投稿日: 2020/04/02(Thu) 07:12
投稿者カズ
> 今年度より岸和田市立太田小学校の校長を務めることになりました。
> しかも、今回の学校は幼稚園が併設されており、幼稚園長も兼務することになりました。

 素晴らしい!
 ガンガンやってください。

 幼稚園の幼児教育については私も研究中で、2月に京都、敦賀、福島、川口、世田谷、葛飾、立川の10カ所以上の人気幼稚園/保育園/こども園を巡りました。

 最高の園舎で園長/理事長の教育理念と教育活動が完全に一貫した幼稚園の一つは、立川にある「ふじ幼稚園」(加藤理事長夫妻)。
 https://fujikids.jp

 クリエイティブ・ディレクターの佐藤可士和さんがタッグを組んだ幼稚園です。
 『ふじようちえんのひみつ: 世界が注目する幼稚園の園長先生がしていること』加藤積一著は、読んどいたほうがいいですよ。

 オモロイことや我慢ならないことがあったら、たまにこの場でご報告ください(笑)。
 では、健闘を祈ります!

タイトル勤務校が変わりました。
記事No5195   [関連記事]
投稿日: 2020/04/01(Wed) 23:10
投稿者山下
藤原先生、ご無沙汰しております。
元吉本興業社員の民間人校長山下です。
今年度より岸和田市立太田小学校の校長を務めることになりました。
しかも、今回の学校は幼稚園が併設されており、幼稚園長も兼務することになりました。
新たなミッションが与えられて、ますます仕事への意欲が高まっています。
小学校と幼稚園のつながりを大切にして、学校経営に努力いたしますので、今後ともご指導をよろしくお願いいたします。

タイトルRe: 死の淵を見た男〜吉田昌郎と福島第一原発
記事No5194   [関連記事]
投稿日: 2020/03/30(Mon) 21:28
投稿者松井の母
参照先http://4521
この映画を観たいと思いつつ、コロナウイルスのことがあり、映画館に行くのは躊躇したままとなっています。

まず、本を読まねばと思いました。
推薦ありがとうございます。

吉田所長、夫の大学の同期です。学部は違うけど…

タイトル死の淵を見た男〜吉田昌郎と福島第一原発
記事No5193   [関連記事]
投稿日: 2020/03/30(Mon) 16:54
投稿者カズ
 第一級のノンフィクション。門田隆将『死の淵を見た男〜吉田昌郎と福島第一原発』(角川文庫)。
 福島/原発関連の本は3・11以降出版されたものだけでも1000冊を超えるそうだが、この本は間違いなく歴史に残る1冊になるだろう。

 現在、映画化されて東宝系で上映されている。
 https://www.fukushima50.jp
 映画でどれほどの臨場感を出しているのかわからないが、観たい!

 たいていの大人に吉田所長(当時)の奮闘する姿はまだ記憶にあると思うが、チェルノブイリの10倍のヤバさがあったあの危機脱出から2年4ヶ月後に亡くなっていることについてはどうだろう。彼のスタッフが、東電の上層部や政治家の迷走にかかわらず、命がけの冷却を目指して放射能の高い現場でどんなふうに奮闘していたかについては、どうだろう。

 この本では、実に細かく念入りな取材活動を通じて、真実を伝えようとしてくれている。
 原発反対派、賛成派というようなイデオロギーの視点からではなく、東電や特定の政治家批判でもなく、現場の動きに寄り添う視点でだ。

 文庫版あとがきより
 『日本のマスコミは、「原発推進か」「反原発か」というイデオロギー争いに終始しています。彼らにとって、ファクト(事実)は二の次であり、自分の主張に都合のいいように真実は捻じ曲げられるのです。』
 実際に、朝日新聞は「福島原発の人間の9割が<所長命令に違反>して撤退したことがわかった」という誤報をし、のちに、この記事は、現場にいた当事者にたった一人の取材もせず、書かれていたことが明らかにされたということです。

 現代日本の政治状況、発電所という大企業システムと地方行政の構造、そして、それでも使命感で動く現場の底力を感じられる必読の書だと思いました。

タイトル羅生門・鼻
記事No5192   [関連記事]
投稿日: 2020/03/28(Sat) 17:49
投稿者USA
『羅生門・鼻』(新潮文庫)芥川龍之介

ストーリー性 5点
短編集なのですがどれも面白い。短いストーリーなのにどの作品も情景がとてもイメージしやすいです。

独自性 5点
「鼻」なんてまるで落語のようで思わずクスッと笑ってしまいますよ。「羅生門」はあまりにも有名なので説明不要でしょうが、地獄絵図の中にもどこかユーモアを感じます。

読みやすさ 5点
志賀直哉や梶井基次郎を読んでからというもの古典の短編集には正直苦手意識が芽生えていたのですが、どうやら芥川龍之介は僕には相性がいいようです。

文学性 5点
この短編集の作品には「今昔物語」などが多く引用されているようです。古典にはさらなる古典が受け継がれているのです。文学とはなんと奥が深いのでしょう。

普遍性 5点
羅生門など不変かつ普遍的な作品でしょう。下人の行方はどうなったのか知りたいですね。

合計25点
またもや満点です。芥川龍之介や夏目漱石は僕にとってとても相性がいいようです。僕の主観による採点なので、満点をとる条件としては第一に読みやすさと分かりやすさが重要です。

『本を読む人だけが手にするもの(古典編)』自薦または他薦50冊のうち15冊目の書評



なかなか大変な状況で予断を許しませんが、せっかくの機会なので皆さまもぜひ御自宅で読書はいかがでしょうか。

タイトル坊っちゃん
記事No5191   [関連記事]
投稿日: 2020/03/27(Fri) 11:38
投稿者USA
『坊っちゃん』(新潮文庫)夏目漱石

ストーリー性 5点
東京から田舎に教師として赴任した坊っちゃんの物語。ただの田舎と思いきや、そこには一癖も二癖もある連中が坊っちゃんに襲いかかります。そのドタバタ劇にドンドン引き込まれてしまいます。

独自性 5点
漱石の人間観察力には目を見張るものがあります。「こころ」とはまた違った人間心情を実に巧みに描いています。

読みやすさ 5点
漱石の文章は本当に読みやすい。彼の作品には一定のリズムのようなものがあり、まるで穏やかな波に揺られるかのようで頗る読みやすいのです。

文学性 5点
他人を皮肉る一文だけでも多くの含蓄があります。漱石にかかればただの皮肉もひとつの芸術になります。

普遍性 5点
今読んでも間違いなく面白い。本作に出てくるような嫌らしい人物は現代でも確かに存在します。こんなヤツいるよな〜、わかるわかる、と読みながらもひとり首肯しておりました。

合計25点
満点です。面白い。読みやすい。何より読んでいて楽しい。
こんな愉快で素晴らしい作品を現代までのこしてくれてありがとうと言いたくなります。

『本を読む人だけが手にするもの(古典編)』自薦または他薦50冊のうち14冊目の書評

タイトル短編小説『てんき』
記事No5190   [関連記事]
投稿日: 2020/03/20(Fri) 09:12
投稿者USA
僕は就職活動の真っ最中だった。感染症の影響もあってか、各企業は先行きの見えない不安から新卒採用を控える動きが加速していて僕の面接は連戦連敗だった。
と体裁のいい言い訳を取り繕ったところで内定があるヤツはある。だが僕には一社もない。つまるところ連戦連敗の原因は僕にある。そんなことはわかっていても現在の状況を好転させることは到底叶いそうにない。

躍起になってスマホでエントリーするそんな状況に僕は嫌気がさしていた。スマホの画面に向き合ううちに僕は泥沼に嵌るかような錯覚に陥りどんどん孤独になった。転機が欲しい。

何かいいヒントがないかと僕は本屋に立ち寄った。本など普段はまったく読まないのに。ある本が僕の目に入った。
宮沢賢治の本だった。
パラパラとページをめくってみた。
不思議な世界観だった。正直彼の感性が独特過ぎて僕にはよく理解できなかった。しかし彼の感性に何かを感じずにはいられなかった。この八方塞がりの状況から逃げ出すには彼の感性にヒントがあるかもしれない。僕はふとそう思った。そう思った途端、僕は急に思い立った。
「彼の生まれ故郷、岩手を訪れよう」

僕はレンタカーを借り早池連峰を訪ねた。外は暗がり始め、車を走らせるうちにいつしかスマホは圏外になっていた。外界との繋がりが遮断されたような心持ちになりにわかに不安になった。
駐車場に車を止めた。スマホは未だに圏外だったから車に置いたままドアを開いた。
車に流れこむ冷気は僕の身体を強張らせた。急に僕は寂しくなって誰かと無性に話したくなった。けどスマホは繋がらない。話そうにも話せない。周りには人の気配すらない。周りにはなにも、、、ない?

僕は車から身を乗り出した。
あたり一面、眩いばかりの星が僕を囲んでいた。月明かりに呼応するかのように星も輝く。自分はここにいますよ、とまるで主張するかのように。賢治もこんな風に星を眺めていたのだろうか。彼の生きていた頃にはスマホなんてもちろんない。でも彼はきっと孤独なんかじゃなかったはずだ。だってこれだけの輝きと語り合っていたんだから。彼は大きな夜空に自分を映し出していたに違いない。
僕は彼に少し触れられた気がした。明日はきっと天気だ。

タイトルBUTTER バター
記事No5189   [関連記事]
投稿日: 2020/03/19(Thu) 23:07
投稿者カズ
 実際に起こった事件を題材にして質の高いフィクションにした『BUTTER バター』。

 いつも通り、定点観測している渋谷の啓文堂でなんとなく手にして読んでみたら・・・第一級のノンフィクションとフィクションの間を突く作品でした。
 バターの味わいと風味が、料理のレシピとともに各所に散りばめられ、布石となり、やがて、つながっていく小説らしい小説でもある。

 「毒婦」と呼ばれた木嶋佳苗死刑囚の起こした一連の事件の真相を追う週刊誌の女性記者が主人公だ。実際の事件を思い出したければ、例えばこちら https://joshi-spa.jp/922812

 この本の帯には、佐藤優さんの「殺人事件を扱ったノンフィクション・ノベルの名著として歴史に名を残すことは間違いない。」というメッセージも。

 物語のテーマとしては、女性同士の友情、もしくは30代の一人暮らしの女性の成長、かな。
 成長と言っても、資格を取ってキャリアアップという次元のものではなく、命をかけたメタモルフォーズ(蛹から蝶への変態)であり、一旦殺されかけてから再生する物語だと思う。

 うーん、すごかった。