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タイトル滅びの前のシャングリラ/凪良ゆう
記事No5462
投稿日: 2020/10/15(Thu) 07:04
投稿者カズ
 すごい小説でした。

 タイトルはあまりいいとは思わないけど、それぞれの人物の心内描写がいちいちすごい。
 著者は長くBL小説を書いてた人だからか、人間の裏側を知り抜いている感があり、そのいちいちの表現がにくいのです。

 「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」という前提の荒唐無稽な物語ではあるのですが、さて、そうした状況の中で、実にありそうなキャラの普通の登場人物の日常はどんな風になるのか・・・どういう気持ちで行動するようになるのかが見事に描かれます。

 20年、『流浪の月』で本屋大賞受賞後の第一作。滋賀県生まれだそうです。

タイトル『神様のビオトープ』凪良ゆう
記事No5468
投稿日: 2020/10/22(Thu) 20:59
投稿者カズ

 2017年の作品。

 ここでも、小惑星衝突までではないが、非日常の世界が現出し、主人公たちがどのような行動をとり、どんな気持ちになるのかが繊細に、かつけっして重苦しいわけではない軽いタッチで描かれる。

 新婚早々、ご主人を事故で亡くした妻の元に死んだ夫が帰ってきたり、片方がロボットの双子兄弟だったり・・・しかし、その荒唐無稽な状況の中で、幽霊と人間の存在としての違いは何か、ロボットと人間の違いは何か、その本質的な問いかけを迫られる主人公の心の動きを通じて、読者は、人間とは何か?を再考せざるをえなくなる。

 最後には、そんな面倒な哲学的な体験を超えて、映画「ゴースト」のような、至極まっとうな恋愛小説とも読めるエンディングに。
 この作家は、物語作家としてスゴイ!

タイトルRe: 滅びの前のシャングリラ/凪良ゆう
記事No5472
投稿日: 2020/10/23(Fri) 09:35
投稿者ようへい
「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」という前提

で社会がどのような影響を受けるのかをブレストするのは面白そうですね。

@社会秩序は?
A安全性・治安は?
B市場への影響は?

想像力がかき立てられます。

奈良市在住 ようへい