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タイトル一九八四
記事No5391
投稿日: 2020/09/10(Thu) 23:37
投稿者USA

『一九八四年』(早川書房)ジョージ・オーウェル

主人公であるウィンストンはある党で勤務しています。その党はナチスのような独裁的権力を有する党です。
党はあらゆる権力があり、当たり前のように過去の記録や事実を書き換えます。
思考することをしない党員達はなんの疑問も抱かず黙々と作業をします。そんな中、ウィンストンは心の中では常に反逆の意思を持っていました。しかしその意思が党にバレてしまうと処刑されます。だからこそその気持ちをひた隠しにしながらも生活を送るのですが、ある女性と出会うことで生活が一変します。
最後にウィンストンとその女性を待つ結幕は戦慄が走ります。

僕はこの本を読みながら、遠藤周作の『沈黙』が頭を過ぎりました。
人の心が折れる瞬間とはこうも恐ろしいものなのか。でもこんな世界が実際には少なからず存在するのでしょう。
いやはや、すごい小説です。


『本を読む人だけが手にするもの(海外文学編)』50冊のうち12冊目の書評(1000冊のうち162冊目)

タイトルRe: 一九八四
記事No5403
投稿日: 2020/09/20(Sun) 01:11
投稿者ようへい
国家の管理能力よりも
googleや〜ペイ、携帯キャリアの方が私達の内面を知っている社会になっていますよね。

奈良市在住 ようへい