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タイトルメインテーマは殺人
記事No5332
投稿日: 2020/07/28(Tue) 21:56
投稿者USA
『メインテーマは殺人』(創元推理文庫)アンソニー・ホロヴィッツ

推理探偵小説です。主人公は元警察で今は探偵のホーソーンと、「わたし」こと著者本人であるアンソニーです。
この小説が不思議なところは、著者自身が物語の主人公になっているので、どこまでがフィクションなのかそうでないのかわからなくなるところです。途中にはスピルバーグが実名で出てきたりしますし。
とにもかくにも、ストーリーは読み応え十分です。おそらく最後まで読まないと犯人はわからないでしょう。至るところにヒントとなる伏線があるので、犯人が判明する頃にはなるほどとついつい唸ってしまうと思います。
物語の途中で、つい先日に自分が読み終えたばかりのカミュの異邦人が出てきた時にはこんな偶然があるのかとびっくりしました。

『本を読む人だけが手にするもの(海外文学編)』50冊のうち7冊目の書評(1000冊のうち152冊目)