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タイトル木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか
記事No5324
投稿日: 2020/07/14(Tue) 19:35
投稿者USA
『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(新潮文庫)増田俊也

文庫版で上下巻合わせて1000ページを超える超大作。その内容たるや、まさに圧巻です。
僕はこの本を手に取るまで木村政彦を知りませんでした。文句なし、地上最強の格闘家です。
柔道家として天覧試合を制し、若くして日本柔道界の頂点に立ちます。「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」つまりは、その強さ唯一無二なのです。
そんな彼がなぜプロレスを始め、そして力道山に敗れたのか?
天下無双の木村政彦が力道山に負けるはずはないのです。でも負けたのです。なぜ負けたのか?そしてその負けを木村はどう受け止めたのか?
著者はその疑問を解消すべく何十年にも渡って木村政彦を辿るのです。その過程はもはやドラマです。生半可な覚悟でできることではありません。
木村政彦も去ることながら、僕は本作の著者に感動しました。ここに本物のノンフィクションがあります。

本を読む人だけが手にするもの(ノンフィクション編)』自薦または他薦50冊のうち21冊目(1000冊のうち148冊目)