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タイトルなぜ学習塾のように、キャリア教育を教える場所は普及しないのでしょうか?
記事No5315
投稿日: 2020/07/03(Fri) 08:19
投稿者あらき
あらきと申します。
我が子のキャリア教育について、課題感があるので、相談に乗って頂けると幸いです。

◆感じている課題感
身近な場所に、キャリア教育に繋り継続的に学べる場所が無い。

◆疑問 その1
何故、学習塾はあって、キャリア教育(この場合、情報編集力の向上)につながる学びの場所は少ないのでしょうか?

◆疑問 その2
結局、採用の評価基準として学歴が支配的だからでしょうか?
採用の決定権を持っている企業側が、
「キャリア教育に前向きに取り組んで、情報編集力が高い人を採用します」というような基準を打ち立てなければ、学習塾のような形で普及するのではと、思ってはいますが。

◆所感
親と子供の努力によって、子供の好きを見つけたり、情報編集力を高めるような事をやっていこうとは思いますが、
妻がいった
「親から離れた場所で学ぶから意味がある」という言葉も心に刺さっています。

リモートのアクティブラーニング形式も参加してみましたが、子供の中で動画扱いなのか、すぐに飽きてしまいました。
あと親が近いと、「父ちゃん考えてー」となってしまいます。

我が子も小さいので、子供の「やってみたい」に対しては「やってみよっか」と応えたりしておりますが、自発的な努力をさらに一歩進める環境が欲しいなあと感じております。

お手間かけ長文読んで頂き感謝申し上げます。ありがとうございます。
疑問に答えて頂けると幸いです。

お忙しいと思いますが、お身体ご自愛下さい。
以上です。

タイトルRe: なぜ学習塾のように、キャリア教育を教える場所は普及しないのでしょうか?
記事No5316
投稿日: 2020/07/03(Fri) 20:20
投稿者カズ

 情報処理力側は学校で勉強し、塾で補強することで高まると思います。
 ただし、情婦編集力側に効いてくるのは、必ずしもキャリア教育ではありません。

 まず、10歳くらいまでに思いっきり遊んだかどうか。外遊びも大事です。
 なぜなら、遊びの中に無限に「不確定要素」「想定外のハプニング(例えば、急に雨が降ってきた時、どう遊ぶかとか)」「二律背反の状況の中でポジションを取らなければならない場合」とかが発生し、その都度、子どもたちは自分の体を張って解決していきます。要は、その経験量が「情報編集力」の基盤になるのです。

 次には、留学か、それに近い体験。
 親の感知しえないところで、自分の世界観を編集していかざるをえないような世界に飛び込むと、鍛えられますよね。国内留学でも、夏休みに祖父母の田舎に突っ込んで農作業を経験させることでも。

 あと効果のあるのは、地域社会を含めたコミュニティでのナナメの関係です。
 親子や先生生徒のタテの関係ではなく、友達同士の横の関係でもなく、血のつながりは関係なく、お兄さんお姉さん役、おじさんおばさん役、おじいちゃんおばあちゃん役との豊かな関係が子どものコミュニケーション能力を主軸に情報編集力を鍛えます。
 被災地で体験させてもいいし、夏休みに「花まる学習会」のサマーキャンプに1万人、2万人という子どもが参加するのは、これでしょう。

 もちろん、お子さんが高校生以上であれば、キャリア教育というより、キャリアに突っ込んじゃった方が自ら学ぶことになるのだと思います。
 処理力は親がある程度教えられるかもしれませんが、編集力の方は、親が直接的に教えられるものではなく(親の生き様を身近に見て感得することにはなるのでしょうが)、環境だけ機会を与えて、放っておくしかないのかなと思います。

 なお、授業で情報編集力を鍛えるためにブレストやディベートを多用したアクティブラーニング手法をとる「よのなか科」については、書籍やYouTubeに詳しいので参考にしてください。
 SRJ(日本速読協会)という組織が胴元になって、今年から塾でも私の教材を使った「よのなか科」の授業が始まりました。
 

タイトルRe^2: なぜ学習塾のように、キャリア教育を教える場所は普及しないのでしょうか?
記事No5318
投稿日: 2020/07/03(Fri) 23:09
投稿者あらき
お忙しい中、お時間割いてアドバイス頂きありがとうございます。

具体的な実践方法まで踏み込んで教えて頂き、次の行動がイメージできました。感謝申し上げます。

アドバイスを拝読していると、古い言葉を思い出しました。
「かわいい子には旅させろ」

旅をさせるまでは、環境をつくってあげて、たくさん遊ばせる。キラキラと遊んでいる我が子の姿をイメージ出来ました。

すでに変化の早い時代になってしまいました。職場でも現場の困り事を解決する為の AI が開発され始めましたが、無反応な方が大半を占めております。
理解できないモノには触れない、といった雰囲気を感じております。
こういった変化にも、前向きに立ち向かえるように我が子を導かなければと、少し焦りが出て、親の傲慢さが出ていたかもと反省しております。

恥ずかしながら、「よのなか科」や「はなまる学習会」を経験したことがなく、良い機会なので知る事から始めてみます。

また田舎で祖父母が畑をやっているので、親子でじじばばを手伝うことから始めてみようとも思いました。

アドバイス頂いた文言を何度も読み返していると、子供たち自身が肌感覚として、
「世の中にはいろんな事があるんだ」
「いろんな人や考えがあるんだ」
「当たり前はないんだ」
という事が体感的に理解出来ていると、変化に強い人間に育つのかな、とも感じました。

テキストを通じてですが、藤原様と対話出来たことは、私自身にとっても貴重な経験でございます。
youtubeでお話を伺ってはおりましたが、動画での話よりも実感を込めて理解できたのが不思議な経験です。

繰り返しとなりますが、アドバイスありがとうございました。
こういった場で結構なので、また会話できたらと思います。

重ねて感謝申し上げます。
ありがとうございました。

タイトルRe^3: なぜ学習塾のように、キャリア教育を教える場所は普及しないのでしょうか?
記事No5319
投稿日: 2020/07/04(Sat) 07:48
投稿者カズ
> アドバイスを拝読していると、古い言葉を思い出しました。
> 「かわいい子には旅させろ」

 まさに、この通りだと思います。
 団塊世代より上の世代のように何人も兄弟がいて親が日常茶飯事に忙しいと放っておくしかないのですが、核家族化、少子化した現代では目の前の子に直接手を出さないで見守るのはなかなか難しいですよね。

> また田舎で祖父母が畑をやっているので、親子でじじばばを手伝うことから始めてみようとも思いました。

 これは本当にラッキーなことだと思います。
 親も都市部に住んでる家族は多いですから。田舎があるのは、非常に希少な教育資源(教材)です。

> アドバイス頂いた文言を何度も読み返していると、子供たち自身が肌感覚として、
> 「世の中にはいろんな事があるんだ」
> 「いろんな人や考えがあるんだ」
> 「当たり前はないんだ」
> という事が体感的に理解出来ていると、変化に強い人間に育つのかな、とも感じました。

 「試行錯誤」ですよね。
 自分から「アクション」して体感するよりは、メディアを通じて動画や情報に「アクセス」する感覚が強くなっているんだと思います。人間に対してさえも、生で交流して心とエネルギーを交換する関係より、スッと「アクセス」して、ダメなら素通りしてしまうような感覚。

 この感覚のまま生きると、自分の存在感に確信を持てず、生きている実感がどんどん希薄になり、世界から浮遊してしまうのではないでしょうか。そうならないように、できるだけ経験主義、実体験主義で育てたいものですね。

タイトルRe^4: なぜ学習塾のように、キャリア教育を教える場所は普及しないのでしょうか?
記事No5320
投稿日: 2020/07/04(Sat) 11:57
投稿者あらき
>  「試行錯誤」ですよね。
>  自分から「アクション」して体感するよりは、メディアを通じて動画や情報に「アクセス」する感覚が強くなっているんだと思います。人間に対してさえも、生で交流して心とエネルギーを交換する関係より、スッと「アクセス」して、ダメなら素通りしてしまうような感覚。

先月、リモートのワークショップを下の子に体験させてみましたが、画面越しの先生が 「人」というよりは、「動画」として認識してしまい、飽きて違う事をしてしまいました。
恐らくyoutubeに慣れてしまい、「人が教えてくれてる」という感覚にならず、コンテンツとしか捉えないのかな?と感じました。

我が子の事例のみ で考えるのは危険ですが、幼少期(我が子は小1)のリモート教育は、そういった点で課題があるかもしれませんね。


>  この感覚のまま生きると、自分の存在感に確信を持てず、生きている実感がどんどん希薄になり、世界から浮遊してしまうのではないでしょうか。そうならないように、できるだけ経験主義、実体験主義で育てたいものですね。

なるほど、と思いました。さすがです。勉強になります。
我が子の事例が頭にあるので納得出来ます。

コンテンツは情報であって、結局その情報の
使い方→編集力を高めていかなければと、改めて腹に落ちました。
これは自分自身にも当てはまる事だと実感しております。

まさかまた返事を頂けるとは思っていなかったので、返事がタイムリーに返せず失礼しました。
その道の知見者・実践者である藤原様のアドバイス頂き、深く感謝申し上げます。

まずは教えていただいた事を、そのままでもいいからやってみて、我が子に合わせた学び方や遊び方を模索していきます。
「やってみなければわからない」
を、親として実践する事で、子に伝えられればなと思います。