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タイトル車輪の下
記事No5247
投稿日: 2020/05/09(Sat) 12:24
投稿者USA
『車輪の下』(新潮文庫)ヘッセ

ヘッセの自伝的小説です。

主人公であるハンスは神学校に入学するのですが、この学校はいわゆるエリート校で将来を嘱望された子だけが入学できる学校です。
年齢的には中学生くらいで非常に多感な年代です。そんな時に閉鎖的な世界に身を投じたハンス。周りは自分と同等かあるいはそれ以上の天才ばかり。加えて皆個性の塊です。ハンスはその場で揉まれ、多くの葛藤や悩むに苦しむこととなるのです。ハンスの今後はどうなることやら。

『本を読む人だけが手にするもの(海外文学編)』50冊のうち1冊目の書評(1000冊のうち133冊目)

(あとがき)
チャレンジ第5弾「海外文学編」です。
日本の小説をたくさん読んでいると、日本の作家は海外文学にも影響を受けていることを知りました。僕も海外文学に触れてみたいと思います。

タイトルRe: 車輪の下
記事No5255
投稿日: 2020/05/12(Tue) 22:46
投稿者ようへい
エリート校で将来を嘱望された子だけが入学できる学校です。

エリートの基準は分かりませんが、

入試やセレクションで ある種能力の均一な集団において付加価値となるのは、ある種能力とのかけ算が最大化する ある種能力 以外の 能力でしょうね。

奈良市在住 ようへい

タイトルクリスマス・キャロル
記事No5274
投稿日: 2020/05/24(Sun) 17:14
投稿者USA
『クリスマス・キャロル』(新潮文庫)ディケンズ

主人公であるスクルージ老人にとって何よりも大事なものは金であり、それ以外に興味はありません。こと他人に対してどこまでも冷徹です。
従業員にも身内にも心を開かず、クリスマスなんて何がめでたいのだと言わんばかりにクリスマスに浮かれる人々をこけ下ろします。
そんな彼の前に、ある幽霊が現れます。その幽霊はいわば地縛霊みたいなもので、生前はスクルージのような性格であったことから他人を慮ることなどしませんでした。だからこそ多くの後悔を残しながら幽霊となったのです。
スクルージは幽霊と共に、他人がどのようにクリスマスを過ごすかを目の当たりにしていきます。その姿にスクルージは何を感じ、そしてどう変わっていくのか?

幸せとはなんなのか?それを考えるいいきっかけになる本です。

『本を読む人だけが手にするもの(海外文学編)』50冊のうち2冊目の書評(1000冊のうち138冊目)

タイトルRe: クリスマス・キャロル
記事No5296
投稿日: 2020/06/17(Wed) 06:48
投稿者ようへい
幸せの定義は古今東西ずっと語られる永遠のテーマですね。
私にっとは、戦争が無く食べ物に困らなず家族みんなが健康な今が幸せです。
これ以上は無いのでは。

奈良市在住 ようへい

タイトル星の王子さま
記事No5284
投稿日: 2020/06/01(Mon) 18:46
投稿者USA
『星の王子さま』(新潮文庫)サン=テグジュペリ

星の王子さまはどこまで純粋な心の持ち主です。だから各星の大人たちの行動が全く理解できないのです。大人たちは権威に縋ったり、使いもしないお金に依存したり、何の疑問も抱かずひたすら指示に従ったりしています。
王子さまからすれば大人たちは考えることを放棄しているのです。僕もこの本を読んでいて身につまされました。

『本を読む人だけが手にするもの(海外文学編)』50冊のうち3冊目の書評(1000冊のうち141冊目)

タイトルRe: 星の王子さま
記事No5297
投稿日: 2020/06/17(Wed) 06:54
投稿者ようへい
USA様

大人たちは権威に縋ったり、使いもしないお金に依存したり、何の疑問も抱かずひたすら指示に従ったりしています。

これによって社会が成立している気がしますね・・・笑

奈良市在住 ようへい

タイトルブルックリン・フォリーズ
記事No5311
投稿日: 2020/06/26(Fri) 22:31
投稿者USA
『ブルックリン・フォリーズ』(新潮文庫)ポール・オースター

主人公のネイサンは人生の酸いも甘いも経験した初老男性。離婚も経験し、大病も患いました。しかしそれらの経験が彼に人としての深みを与えます。
彼の周りには不思議と人生に迷っている人々が続々と現れます。
音信不通だった娘は実は離婚間際。
聡明で将来有望だったのに今はイエローキャブの運転手である甥。
薬物や宗教に逃げるその甥の妹。
まだまだいろいろ出てきます。
しかしこのネイサン、誰一人見捨てません。彼は自分の苦い経験を通して、他人の人生を俯瞰して見渡せる力が身に付いていました。だからこそこれらの困った人たちを、時に厳しくそしてどこまでも優しく導くのです。
人生きっと捨てたもんじゃない、そう思わせてくれる小説です。

『本を読む人だけが手にするもの(海外文学編)』50冊のうち4冊目の書評(1000冊のうち146冊目)