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タイトル坊っちゃん
記事No5191
投稿日: 2020/03/27(Fri) 11:38
投稿者USA
『坊っちゃん』(新潮文庫)夏目漱石

ストーリー性 5点
東京から田舎に教師として赴任した坊っちゃんの物語。ただの田舎と思いきや、そこには一癖も二癖もある連中が坊っちゃんに襲いかかります。そのドタバタ劇にドンドン引き込まれてしまいます。

独自性 5点
漱石の人間観察力には目を見張るものがあります。「こころ」とはまた違った人間心情を実に巧みに描いています。

読みやすさ 5点
漱石の文章は本当に読みやすい。彼の作品には一定のリズムのようなものがあり、まるで穏やかな波に揺られるかのようで頗る読みやすいのです。

文学性 5点
他人を皮肉る一文だけでも多くの含蓄があります。漱石にかかればただの皮肉もひとつの芸術になります。

普遍性 5点
今読んでも間違いなく面白い。本作に出てくるような嫌らしい人物は現代でも確かに存在します。こんなヤツいるよな〜、わかるわかる、と読みながらもひとり首肯しておりました。

合計25点
満点です。面白い。読みやすい。何より読んでいて楽しい。
こんな愉快で素晴らしい作品を現代までのこしてくれてありがとうと言いたくなります。

『本を読む人だけが手にするもの(古典編)』自薦または他薦50冊のうち14冊目の書評

タイトルRe: 坊っちゃん
記事No5205
投稿日: 2020/04/04(Sat) 10:57
投稿者ようへい
USA様

坊ちゃんが フルスコア になりましたか!

外出自粛の今だからUSA様の残してきたリストの価値がより深みを帯びてきますね。

失う物がある時は、必ずそれとはベクトルが異なっていても同等の何かが得られるのではないでしょうか。

奈良市在住 ようへい