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タイトル犠牲
記事No5182
投稿日: 2020/03/15(Sun) 08:16
投稿者USA
『犠牲 我が息子・脳死の11日』(文藝春秋)柳田邦男

著者は元NHKの記者で現在はノンフィクション作家としてご活躍されています。

本著は著者の御子息が心の病を患い、そして自死を図り、脳死と呼ばれる期間を経てこの世に別れを告げるまでの記録を綴ったものです。

プロとは凄まじいですね。もし自分の子供が同じようなケースで亡くなれば僕には絶対にこのような作品を書くことはできません。冷静に息子の死を振り返ることなど到底僕にはできないことでしょう。

子供を授かることはこの上ない喜びがある。それと同時にどのようなことがあっても受け入れる覚悟が親には求められる。

いろいろと考えさせられる作品でした。

本を読む人だけが手にするもの(ノンフィクション編)』自薦または他薦50冊のうち12冊目

タイトルRe: 犠牲
記事No5183
投稿日: 2020/03/15(Sun) 16:32
投稿者カズ
> 『犠牲 我が息子・脳死の11日』(文藝春秋)柳田邦男

 はい、これは鮮烈な作品でした。
 たしか、息子さんは「おやすみ」と穏やかに言って2階に上がってから、夜中に自死を遂げたんじゃなかったかな・・・。

タイトルRe^2: 犠牲
記事No5184
投稿日: 2020/03/15(Sun) 20:40
投稿者USA
> > 『犠牲 我が息子・脳死の11日』(文藝春秋)柳田邦男
>
>  はい、これは鮮烈な作品でした。
>  たしか、息子さんは「おやすみ」と穏やかに言って2階に上がってから、夜中に自死を遂げたんじゃなかったかな・・・。

そうです。想像を絶する状況だと思います。

こういうノンフィクションを読んでいると、なぜ神様は人間に尊い生命を与えると同時に心の病などでその尊い命を奪うのかと考えしまいます。どう考えても理不尽です。
理不尽な理由を神様に教えて欲しいから宗教は存在するのでしょうか。それとも神様などそもそも存在しないからこそ、このような理不尽なことが存在するのでしょうか。神様がいればこんな理不尽は排除してくれるような気がします。無宗教の僕ですらそんなことを思わずにはいられません。

大過ない日々を送れることがいかに貴重で奇跡的なことかを本は僕にそっと教えてくれます。