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タイトル史上最大のボロ儲け
記事No5103
投稿日: 2020/01/17(Fri) 21:32
投稿者USA
『史上最大のボロ儲け』(阪急コミュニケーションズ)グレゴリー・ザッカーマン

サブプライムローンに端を発した金融恐慌はまだ皆さまの記憶に新しいと思いますが、そんな最中にボロ儲けをした人物が他ならぬこの本の著者でございます。
ローンとは銀行が本来厳重な審査を行い組まれるものです。しかし住宅市場が加熱するに従って貸し手側は充分な審査を行うことなくローンを提供しました。好調な住宅市場を背景に証券会社は住宅ローンを証券化し高利回りを謳い文句にガンガン市場に証券を売りまくります。
しかしその証券の中にはほとんど審査など受けずにローンを組んだ借り手が含まれているので、金利が上がった瞬間に借り手は返済出来なくなり、証券はただの紙切れとなるのです。
でも時はバブルです。誰もが住宅と証券の価値が上がり続けることに疑問すら抱かずサブプライムローンを組み、そしてその証券を購入します。
その異常ともいえる状況にいち早く目をつけた著者は証券が焦げ付いたときに支払保証をする商品を安値のうちに買い叩きます。
そしていざバブルが弾けた瞬間に大儲けをした、といったノンフィクションです。

生き馬の目を抜くとはまさにこのことでしょう。しかしこの本は多くの示唆に富んでいると思います。周りに流されている時は安心ですが、実はその時にはすでに危機に直面しているのかもしれません。
何か大きいことを成し遂げようとすれば他と同じことをしていてはダメということなのかも。

『本を読む人だけが手にするもの(ノンフィクション編)』自薦または他薦50冊のうち7冊目

タイトルRe: 史上最大のボロ儲け
記事No5105
投稿日: 2020/01/17(Fri) 22:39
投稿者ようへい
USA様ありがとうございます。

サブプライムローンは返済能力の低い貧困層に貸し込んだ債権をまぜこぜにして証券化して売りさばくスキームだったと思いますが、
現在では企業の倒産を保証するクレジットデフォルトスワップやレバレッジドローンの混ぜ合わせのCLOなどの対象を個人から会社に移したかなりきわどい金融商品が世界にとんでもない額流通しているそうです。

その上、それらの多くを日本の金融機関が購入しているとの情報があります。

既にゼロ〜マイナス金利政策の影響もあり地銀の経営は厳しく、既に二行がSBIホールディングスの傘下にあります。

歴史は繰り返す。より激しく。より無慈悲に。

いつも私が考えているのは、明日貨幣価値がゼロになった時、自分の存在価値を客観性をもって提示できるかと言うことです。

奈良市在住 ようへい