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タイトル理系の子
記事No5059
投稿日: 2019/11/29(Fri) 19:00
投稿者USA
『理系の子 高校生科学オリンピックの青春』(文藝春秋)ジュディ・ダットン

アメリカにはオリンピックの科学版があるようです。その科学オリンピックに挑戦する高校生のドラマです。
13人の高校生が紹介されているのですが、そのバックグラウンドは様々です。病気を抱えていたり、両親が離婚していたり。そんな彼らにとって科学オリンピックで賞をとることは名誉だけでなく大学進学に必要な奨学金が得られるため、それこそ人生を掛けている生徒もいるのです。
僕は中でも馬に目をつけた女性にとても感心しました。彼女は馬に囲まれ育ちました。馬といるときが彼女にとって何よりの幸せ。彼女はそのことに対し「なぜなのだろう?」と疑問を抱きます。もしかしたらこの馬の癒しは他にも応用できるのではないかと彼女は考えるのです。
彼女は実験を試みます。PTSDに苦しむ警官に声をかけ「馬セラピー」を実施しました。
心に傷を負った警官の声に馬はただただ優しく耳を傾けます。そして警官は心の荷が降りるといった検証結果を彼女は得ました。

この本に登場する生徒は誰もがみな好奇心旺盛で、だからこそ様々なことに対し「なぜアンテナ」がビンビンと立っているのだと思います。
自分の子供にもいろんなことに興味を持って欲しいと思いました。

『本を読む人だけが手にするもの(ノンフィクション編)』自薦または他薦本50冊のうち5冊目の書評

タイトルRe: 理系の子
記事No5062
投稿日: 2019/12/06(Fri) 01:07
投稿者ようへい
USA様

書評ありがとうございます。

数学オリンピックなどの想像を超える知の大会は、数学が好きすぎて時間が経過することを忘れてしまうような才能の戦いかと思っていましたが、科学オリンピックは奨学金のためなどのために人生をかけて頑張る人にも戦いの余地があることは驚きです。

そして事象に対する仮説を立て検証する能力はまさに 情報編集力ですよね。

大人になると なんだか いろんな事に対する感度が落ちているような気がしますが、仮説と検証を忘れないようにしなければ・・

奈良市在住 ようへい