[リストへもどる]
一括表示
タイトル国宝
記事No5050
投稿日: 2019/11/22(Fri) 22:03
投稿者カズ
 吉田修一『国宝(上下巻)』朝日新聞出版。

 歌舞伎が題材だというので、放ってあったのだが、文化戦略会議の教育部会でご一緒の湯川れい子さんや林真理子さんが絶賛。
 読んでみて、圧倒された。

 歌舞伎を知らないと読めないかというと、そうではない。
 ただ、何かしら舞台上で表現したことのある人には感じるものが大きいと思う。それが、高校時代の下手なロックバンドでも、学園祭での演劇の真似事でも、講演でも、ちょっと大きな会議でのプレゼンでも。

 芸人とか興行とかって、こうなんだと唸りながらどんどん読み進んでいける超弩級の人間ドラマ。もしかしたら、日本の小説としては、今年ナンバーワンかもしれない。