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タイトル王とサーカス
記事No4740
投稿日: 2019/05/13(Mon) 18:42
投稿者USA
『王とサーカス』(東京創元社)米澤穂信

ある女性記者がネパールに滞在していました。その時偶然大きな事件に出くわします。王族殺害事件です。その事件の取材を進めていくことにどのような意味があるのか?彼女は悩みます。取材し報道する意味は何なのか?報道することは読者や視聴者に娯楽を提供しているに過ぎないのではないか?
僕はこの小説を読みながら、ふとこんなことを考えました。
「なぜ本を読むのか?読み続けることにどんな意味があるのか?」
もちろん正解なんかはないのだろうけど、僕はこう思いました。
「色々な本を読み、色々な意見に耳を傾けることであるひとつの真理の理解に繋がるのではないか」
この小説、ある意味哲学的な側面があり、様々な角度から楽しめると思います。

『本を読む人だけが手にするもの(小説編)』(よのなかフォーラム出版)皆さまからの推薦本50冊のうち29冊目の書評