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タイトル空の走者たち
記事No4711
投稿日: 2019/04/05(Fri) 23:12
投稿者USA
『空の走者たち』(ハルキ文庫)増山実

なんとも不思議な小説です。
なぜ不思議なのか?
それはこの小説の内容が半分実話、半分フィクションだからです。
主人公は1964年の東京オリンピックマラソン銅メダリスト円谷幸吉。こちらは実在です。
もうひとりの主人公は同じ円谷の姓を持つひとみです。こちらはフィクションです。
ひとみはある友人のために2020年の東京オリンピックを目指すことを決意します。
ひとみは幸吉の東京オリンピックの映像を観てあることに気が止まります。それは幸吉が空を見上げながら笑顔だった場面です。なぜ笑顔だったのか。その理由を知りたくてしかなかったひとみは時空を超え、幸吉と出会います。

きっと福島の空はどこまで青く澄んでとても綺麗なんだろうな。そんな郷愁にかられます。

『本を読む人だけが手にするもの(小説編)』(よのなかフォーラム出版)皆さまからの推薦本50冊のうち25冊目の書評