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タイトル291問目のQ&A
記事No2661
投稿日: 2016/01/07(Thu) 01:35
投稿者くり
初めての投稿になります。
くりです、よろしくおねがいいたします。

『「毎日の悩みが消える」働き方の教科書』を読み、291問目のQ&Aを頑張って考えてみました。

Q:
ここまで育ててくれた両親にとても感謝していますが、ひとこと言いたい気持ちがあります。具体的には姉に対するエコヒイキが半端なかったことへの不満です。子どもながらに傷つき、未だにコンプレックスになっているのかも知れません。潜在意識の中で整理がつかず、ふとしたきっかけで悶々とした気持ちが湧き上がることがあります。だからと言って、今さら年老いた両親にあれやこれやと言うのもどうかと思い、心に置き留めています。働き方への問いではないかもしれませんが、悩みではあります。どうすればよいのでしょうか。

A:
その両親の年齢になった今の自分と向き合い「親も血の通った人間なのだから感情に流されることもある。そんな人間らしさをちょっとだけ愛してあげよう。」と思うようにしています。それでも納得がいかない場合は、考えぬきます。解決の場所はきっと自分の心の中にあるはずなので。嫌な気持ちが湧き出た時は、感情の奴隷にならないように俯瞰的に自分を見つめて、常に冷静さを保つことを心がけています。

以上です。
仕事上の人間関係で悩んだ時なども基本的には同じような考えで解決しています。

ありがとうございました。

タイトル自問自答・・・それはもう哲学です。
記事No2662
投稿日: 2016/01/07(Thu) 11:58
投稿者カズ
> 『「毎日の悩みが消える」働き方の教科書』を読み、291問目のQ&Aを頑張って考えてみました。

 これは、昨年夏に発売した拙著『「毎日の悩みが消える」働き方の教科書』(電波社)
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864900310/yononakanet-22

 で最後に提案した「自問自答のススメ」に見事にお答えいただいたものです。
 事情をちょっと話さないとナンのこっちゃ?と分からないかもしれませんね。

 上記の本には、この「よのなかnet」で20年近く蓄積したQ&A(質問コーナー)の知恵が290問一問一答で凝縮しています。
 ただ、前書きに断ってあるように、あくまでも私の「こたえ」は「応え」であって「答え」つまり「正解」ではないんです。

 それを強調するために、最後に卒業テストのように、「よのなかnet」の「よのなかフォーラム」掲示板に、291問目として自分独自の質問を自問し、自分でそれに「応え」てみてくださいと、一種のいたずら心&遊び心で、書いてあるのです。
 くりさんは、それにキッチリ応えて下さったというわけです。

 これが、哲学することなんですね。

 私も勉強になりました。
 ありがとうございます!

 

タイトル正月明けの1冊目
記事No2666
投稿日: 2016/01/09(Sat) 09:31
投稿者カズ

 昨年末は、ネパールに向かうバンコックでの行き帰りのトランジットで湊かなえ『ユートピア』と知念実希人『仮面病棟』を読み(どちらも最後まで読んだ:笑)、220冊で締めました。

 その直前に読んだ小川哲『ユートロニカのこちら側』(早川書房)と友人の敏腕編集者でコルクのプロデューサーの佐渡島傭平くんが書いた『ぼくらの仮説が世界をつくる』(ダイヤモンド)の方が何倍も面白かったことを報告しておきます。

 今年の1冊目は、米澤穂信『王とサーカス』でした。「このミステリーがすごい!」「週刊文春ベスト10ミステリー」「ミステリが読みたい!」のベスト1で2年連続三冠だそうです。
 ふと、渋谷の啓文堂で手に取って買ったのですが、物語の舞台がいきなりネパールの首都「カトマンズ」だったのには驚きました。
 私が10日間生活した街が活写されていて、十数年前に在った王族にまつわる事件から題材をとっている。

 いやあ・・・まいった、参った。

タイトルRe: 正月明けの1冊目
記事No2675
投稿日: 2016/01/19(Tue) 01:19
投稿者くり
驚きの読書ペースに圧巻です。

湊かなえさんは、湿っぽさの残る小説が多く、じめじめした日本の風土によく馴染みます。バンコックで読む『ユートピア』は一味違う印象に変わるのでしょうか、興味深いところです。

知念実希人さんは、日本で唯一の女性書評家・東えりかさんが昨年のイベントで「将来がとても楽しみな作家さん」と話していました。俄然読んでみたくなりました。

『ユートロニカのこちら側』『ぼくらの仮設が世界をつくる』は読んでみます。『宇宙兄弟』の火付け役が何を語るのか楽しみです。

米澤穂信さん『王とサーカス』はカトマンズが舞台なのですね。10日間の想いが重なるような一冊だったのでしょうか、偶然にしては凄すぎます。

私は毎年「いける本大賞」を楽しみにしています。編集者や記者の有志の方たちが選ぶ独断と偏見の賞です。はずれがないところがすごいと思います。

今年の一冊目は『流』でした、大変面白かったです。台湾が舞台の小説で、偶然にも総統選と重なったことで歴史の勉強にもなりました。

タイトル「スキン・コレクター」
記事No2679
投稿日: 2016/01/21(Thu) 07:09
投稿者カズ
 『スキン・コレクター』(文藝春秋)読み終わりました。いまどき上下2段の451ページ。読み応えあり。「このミス」1位だけあって、さすがに、面白かったです。

 ノンフィクションで読み応えがあるものが欲しいのですが、定点観測している渋谷の啓文堂のノンフィクションコーナーにも、『世田谷一家殺人事件』(角川書店)以来、ないですね。

 ここでもご紹介した友人の編集者/コルク社長・佐渡島庸平くんの『ぼくらの仮説が世界をつくる』(ダイヤモンド)はよく並んでいるし、朝日に書評が出て注目されてますね。

タイトルRe: 「スキン・コレクター」
記事No2683
投稿日: 2016/01/23(Sat) 13:54
投稿者くり
『スキン・コレクター』は私も気になっていました。二段組みは苦手なもので手に取るのに躊躇しています。

以下の2冊は読みごたえのあるおすすめのノンフィクション作品です。新刊がよろしかったでしょうか?すでに読んでいますか?その際はお声をかけてください。

『眠れない一族』ダニエル・T・マックス(紀伊國屋書店)
感染性病原体と言うと、バクテリアやウイルスを想像しますが、プリオンというタンパク質が原因である病気の話です。狂牛病やヤコブ病もその一つで、タイトルの眠れなくなり死んでゆく病気・クールー病は、ある一族の遺伝子の中に連綿と組み込まれたタンパク質が原因だったという推理小説さながらのノンフィクションです。変な科学者も登場して面白いです。プリオン・パラダイムが集約されているおすすめの一冊です。

『完全なるチェス』フランク・ブレイディー(文藝春秋)
早熟な天才ボビー・フィッシャーの生涯です。カリスマ性の高い彼の栄光話は多く語られていますが、本書の真骨頂は一生涯を描いたところで、天才の末路が心に刺さります。成田での逮捕事件や日本人女性との結婚など、身近な話と思わせるエピソードも絡みます。上映中の映画とは一味違ったボビー・フィッシャーに出逢えます。


『ぼくらの仮設が世界をつくる』読みました。自分の気持ちと重なるところが多く、面白かったです。電子書籍向けの本、20-30歳代をターゲットにした本なのでしょうか。個人的には本書より『藤原先生、これからの働き方について教えてください』をおすすめします。表紙を取ってみれば一目瞭然。一人だけ濃く描かれたデザインにぐっときます。

タイトル「ギリシャ人の物語」
記事No2687
投稿日: 2016/01/24(Sun) 23:10
投稿者カズ

 奈良の行きで塩野七生「ギリシャ人の物語」に突入。
 帰りは眠くて読み続けられませんでした。でも、夕方の富士は綺麗だったなあ・・・。

タイトルRe: 「ギリシャ人の物語」
記事No2692
投稿日: 2016/01/25(Mon) 23:14
投稿者くり
塩野さん、ローマ人のつぎはギリシャ人なのですね。

偶然です、私も心洗われる思いで富士山を眺めておりました、本当に綺麗でした。日が落ちると満月が夜空に浮かび、神秘的で美しかったです。

『月』ベアント・ブルンナー(白水社)世界観あふれる一冊です。

タイトル『親なるもの 断崖』
記事No2702
投稿日: 2016/01/30(Sat) 21:55
投稿者カズ

 『ギリシャ人の物語』は非常に読みやすい本でした。
 単純に地図を伴った歴史ものとして楽しめますし、民主主義とは何か、を問いかけてもいます。

 ネパールの震災でダメージがあった学校の改築プロジェクトでビジネスパートナーをやってくれている国際学校建設協会の石原理事長に勧められて復刻したコミック『親なるもの 断崖』(宙出版)の第一部、第二部を読みました。
 室蘭の女郎屋を舞台にした史実に基づくストーリーで、かなり深く辛い内容でした。

タイトルRe: 『親なるもの 断崖』
記事No2707
投稿日: 2016/02/03(Wed) 14:01
投稿者くり
民主主義とは何か、難しい問いです。私は国家や教育とは何かを考える際に『23分間の奇跡』を読み返します。子どもでも読める23分間の物語にこころが震えます。

『親なるもの 断崖』このような過去があるとは知りませんでした。横浜には「岩亀楼」という遊郭が存在しました。岩亀稲荷には年に何度か手を合わせに行きます。

『チョコレートの真実』も辛くて深い話です。バレンタインデーの季節にはおすすめできませんが、一度は読んでいただきたい話です。

タイトル『イーロン・マスク 未来を作る男』ビジネス書
記事No2708
投稿日: 2016/02/04(Thu) 21:29
投稿者カズ

 新幹線の東阪往復2回で一気に読みました。
 翻訳物にありがちな読みにくさが全くなくて(翻訳者がいいからでしょう)、読みやすい。

 あのホリエモン一押しのビジネス書。
 謎の男と呼ばれていたイーロン・マスクは、今やスペースXで衛星打ち上げ会社と電気自動車の急先鋒テスラモーターズと、さらには太陽光発電会社を率い、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブスを超えるかという勢い。資産総額も1兆円を超えています。
 火星への移住手段の技術開発を本気で見据え、テスラも次には大衆車を出してくるかも・・・1兆円の資産の全てを失ってもいい覚悟でさらに地球人の生き方自体を変えようとしているかのように見えます。
 
 その現在の全貌に肉薄したノン・フィクション。
 SF小説の世界ではなく、この男の観ている現実で、我々の今とつながっている未来なのです。我々は、こういう時代に生きているんだということを改めて知る本になるでしょう。

タイトルRe: 『イーロン・マスク 未来を作る男』ビジネス書
記事No2709
投稿日: 2016/02/05(Fri) 10:17
投稿者くり
翻訳がいいといえば、もちろん!『カモメになったペンギン』ではないでしょうか。ビジネス寓話の深い話です。

有名な起業家の本棚がのぞけるWebサイト「BOOKSTCK」(現在調整中です)。こちらでイーロン・マスクのおすすめする本はチェックしていましたがイーロン・マスクご本人のことは詳しく知りませんでした。必ず読みます。

堀江貴文さん、植松努さんのロケット開発への情熱には胸が熱くなります。(『NASAより宇宙に近い町工場』『宇宙へ行きたくて液体燃料ロケットをDIYしてみた 』)金星探査機「あかつき」といい宇宙から目が離せません。

今年8冊目となる『溺れる脳:人はなぜ依存症になるのか』勉強になりました。

タイトルピエール・ルメートル
記事No2717
投稿日: 2016/02/08(Mon) 22:21
投稿者カズ

 ピエール・ルメートル『悲しみのイレーヌ』(週刊文春ミステリーベスト10第1位)読みました。読み応えがあるフランスの刑事物。かなりドギツイが哲学的な部分も。
 ああ、『その女アレックス』もルメートルだったのか、と唸ってしまいました。

 物凄いスピード感で物語が展開するから、翻訳がいいのも手伝ってドンドン読み進められます。ミステリーですから、ネタは一切明かしませんけれど(微笑)。

 電車で出張往復とか飛行機に4〜5時間以上乗らなくちゃならない人の暇つぶしには、なかなかいい作品だと思いました。

タイトルRe: ピエール・ルメートル
記事No2720
投稿日: 2016/02/10(Wed) 16:13
投稿者くり
遅咲きの天才・ピエール・ルメートル、こちらも読みたい作家の一人です。

「翻訳がいい」という定義にいつも迷いを感じます。

読みやすさを重視するか、正確さを重視するかのバランスが難しいと考えており、小説はどちらかと言うと読みやすさ(「美しさ」を表現して書く)、ビジネス書は正確さ(「美しいこと」を書く)なのかな、とぼんやり思っています。

移動中の読書は楽しみのひとつでもありますが、お身体に無理のないようご自愛ください。

タイトル芥川賞と直木賞
記事No2722
投稿日: 2016/02/13(Sat) 21:45
投稿者カズ
 直木賞『つまをめとらば』青山文平著(文藝春秋)は、いずれも女(または女房)と対した武士の男らしさや自分らしさを問う作品ですが、表題作よりもラス前の「逢対」の方が良かったなあ。
 
 芥川賞『異類婚姻譚』本谷有希子著(講談社)も、なるほど、あるかもしれないなあと頷ける作品でした。一緒に暮らすとエネルギーが交換されて混じり合うという物理法則!?

タイトル小保方晴子著『あの日』
記事No2729
投稿日: 2016/02/16(Tue) 07:09
投稿者カズ

 問題作は、最近いつも白表紙だ。

 小保方さん自身による、あの事件の「小保方さん側から観た真実のドキュメント」(ノンフィクション)。
 読む価値があると思った。テクニカルタームが多いが、なにより、大学や研究機関が持つある側面が赤裸々にレポートされていてよく見える。こういうことはあるだろうな、と。

 そして、STAP細胞と呼ばれたものが諸気管にも変化しうる万能細胞であるかどうかはわからないが、STAP現象というのは、あったのかもしれないなということも。

 一つだけ、読了して気になったのは、これは彼女自身による書き下ろしなのかということ。素晴らしく読みやすいので、もしプロのライターが語り起こされたものを執筆したのだとしたら、ライターのクレジットを入れた方が良いと思ったのだ。

タイトルRe: 小保方晴子著『あの日』
記事No2731
投稿日: 2016/02/16(Tue) 13:59
投稿者くり
『「科学者の楽園」をつくった男 大河内正敏と理化学研究所』『背信の科学者たち』『捏造の科学者』を読了し、私の中ではSTAP細胞事件は、ほぼ完結していました。

佐藤優さんは週刊文春で彼女の文章を「印象操作」という手法を用いており実証性や客観性の土台に乏しいと感想を述べており、正直読むつもりがありませんでした。

今回の感想を読み、反省しております。やはり他人の評価ではなく、自ら読んで判断するのが公平だと思いました。

タイトル私も一気に読みました: 小保方晴子著『あの日』
記事No2750
投稿日: 2016/02/22(Mon) 07:25
投稿者堅技の八珍 < >
カズさん

 私も気になっていたので、昨日購入して一気に読み切りました
 とても読みやすい内容の本で、組織を守るための犠牲になった
 のではと思いました

 どこまで真実なのかはそしてSTAP現象は本当に見られなかったのか

 マスメディアの執拗な取材はこの問題だけでなく、視聴率、
 販売数などのために、興味本位で事実を都合よく繋ぐというのも
 どうかなと改めて思いました

 またES細胞の窃盗容疑での捜査が組織側からの訴えで
 行われているのもどう関係があるのかを見守りたいと
 思います
>
>  問題作は、最近いつも白表紙だ。
>
>  小保方さん自身による、あの事件の「小保方さん側から観た真実のドキュメント」(ノンフィクション)。
>  読む価値があると思った。テクニカルタームが多いが、なにより、大学や研究機関が持つある側面が赤裸々にレポートされていてよく見える。こういうことはあるだろうな、と。
>
>  そして、STAP細胞と呼ばれたものが諸気管にも変化しうる万能細胞であるかどうかはわからないが、STAP現象というのは、あったのかもしれないなということも。
>
>  一つだけ、読了して気になったのは、これは彼女自身による書き下ろしなのかということ。素晴らしく読みやすいので、もしプロのライターが語り起こされたものを執筆したのだとしたら、ライターのクレジットを入れた方が良いと思ったのだ。

タイトルRe: 芥川賞と直木賞
記事No2730
投稿日: 2016/02/16(Tue) 13:32
投稿者くり
芥川賞、直木賞受賞の声を聞く頃になると、菊池寛さんの小説をぼんやりと読んだりします。

文藝春秋・創設者の言葉からあふれる感性を摘み取り、受賞者の作品に向かうと一味違います。芥川賞・直木賞ファンのささやかな儀式のようなものです。

一緒に暮らすとエネルギーが交換されて混じり合うという物理法則は、テレビなどで天皇皇后両陛下のお姿を拝見するたびに思うことです。日本人でよかったと思う瞬間でもあります。